2004年(平成16年)から法科大学院がスタートし、
法科大学院修了要件の新司法試験が2006年(平成18年)から始まります。
2011年までは旧司法試験ルート、法科大学院経由の新司法試験ルートの二つのルートが共存します。
(平成18年から23年まで新司法試験と旧司法試験の重複受験は禁止)
新司法試験は大きく短答式試験と論文式試験に分かれますが、旧司法試験との違いは、旧司法試験は短答式試験に合格しないと、論文式試験が受験できないのに対して、 新司法試験は短答式試験と論文式試験が4日に渡って連続して行われます。
また口述試験は廃止されています。
2012年(平成24年)から司法試験予備試験合格者が受験します。
新司法試験の受験資格は次のとおりです。
- 法科大学院修了者
- 司法試験予備試験合格者
2011年(平成23年)から司法試験予備試験が始まり、
法科大学院を修了しなくても新司法試験が受験できます。
1日目に行われ、350点満点です。
マークシート方式で、科目・時間・配点については次のとおりです。
- 公法系(憲法、行政法に関する科目) - 90分 100点
- 民事系(民法、商法、民事訴訟法に関する科目) - 150分 150点
- 刑事系(刑法、刑事訴訟法に関する科目) - 90分 100点
短答式試験に合格しなくても論文式試験を受験できます。
ただし、短答式試験に不合格の場合、論文式試験の採点はされません。
論文式試験は2〜4日目に実施されます。
科目は、公法系、民事系、刑事系、選択科目から出題されます。
- 2日日:※選択科目(3時間)公法系(4時間)
- 3日目:民事系第1問(2時間) 民事系第2問(4時間)
- 4日目:刑事系(4時間)
選択科目、民事系第一問は各100点満点。公法系、民事系第二問、刑事系は各200点満点の
計800点満点です。
試験時間については、2日目は計7時間、3日目は計6時間、4日目は4時間と、
論文式試験だけで、3日間で計17時間です。
短答式試験が合格でも、論文式試験で不合格なら、当然不合格になります。
※選択科目1科目
- 倒産法
- 租税法
- 経済法
- 知的財産法
- 労働法
- 環境法
- 国際関係法〔公法系〕
- 国際関係法〔私法系〕
法科大学院修了、または予備試験合格後、5年以内に3回の範囲でしか新司法試験を受験することが出来ません。
また、旧司法試験との併行実施期間において、旧司法試験の受験もカウントされることに留意する必要があります。
新司法試験の合格率、合格者数などの試験結果データ・統計の推移はこちら。
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