旧司法試験の難易度は、全資格試験の中でトップクラス、いやトップ、最難関といっても過言ではないでしょう。
全資格試験どころか、難関国家試験を代表するような資格試験です。
ここでいう旧司法試験と言うのは主に二次試験のことを言います。
(一次はほとんどの場合、大学卒業や一定の単位により免除されることが多い。)
新司法試験が実施されてからますます合格率が下がり、
2008年にはとうとう0%台の0.79%になってしまいました。
もうほとんどミスが許されない、過酷な試験です。
新司法試験が始まる前でも2〜3%と、東大、京大、早稲田、慶応、中央大など
最高レベルの受験生が受験する試験において9割以上の受験生が落ちてしまうという難易度です。
これらの受験生のほとんどが何年もかけて遊びも楽しみも捨てて挑戦し、
それでも合格することが難しい試験です。
受験期間が10年以上になることもざらといわれており、精神力、持久力、集中力、経済力、
なにより並々ならぬ努力が必要です。
以前、1996年から2003年の間導入されていた受験回数3回以内の受験生を、
論文式試験で特別枠を設けて合格させる「丙案」がありましたが、
それでも対象外の受験生にとっては難関試験あることには変わりありません。
新司法試験が実施されている現在では、旧司法試験の合格枠は大幅に減らされ、
平成22年には短答式、論文式試験は終了することから、旧司法試験は受験することは非現実的ですが、
新司法試験は、旧司法試験と比較すると大幅に難易度は下がり、
司法試験が最難関国家試験の地位から落ちることは必至で、旧司法試験は伝説になるんじゃないでしょうか。
もしかすると予備試験が旧司法試験のような試験になるのかもしれません。
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