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◆司法試験予備試験
予備試験の流れ、位置付け
予備試験合格は司法試験を受験するための受験資格です。
予備試験は、短答式と論文式と口述試験からなります。
短答式試験に合格すると論文式試験を受験できます。
論文式試験に合格すると口述試験を受験できます。
口述試験に合格すると最終合格です。
受験資格や試験内容について
受験資格
予備試験には受験資格の制限等はありません。
司法試験のように受験回数の制限もありません。
願書交付期間、願書受付期間
例年1月に交付されます。
願書受付期間は、1月中旬あたりから1月下旬もしくは2月上旬です。
短答式試験
予備試験の短答式試験は、5月中旬に1日かけて行われます。
試験科目と試験時間
科目、時間は下記のとおり。(平成28年の場合)
- 集合時間 8:45
- 民法・商法・民事訴訟法 (9:45〜11:15の1時間30分)
- 憲法・行政法 (12:00〜13:00の1時間)
- 刑法・刑事訴訟法 (14:15〜15:15の1時間)
- 一般教養科目 (16:00〜17:30の1時間30分)
合計5時間
配点
- 法律基本科目:(憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法)各科目30点。
- 一般教養科目:1問につき3点。60点。
合計270点満点。
受験地・試験会場
短答式試験の試験会場は下記のとおり。
短答式試験合格発表日
6月
論文式試験
予備試験の論文式試験は、7月に2日かけて行われます。
試験科目と試験時間
科目、時間は下記のとおり。(平成28年の場合)
●1日目- 憲法・行政法 (9:30〜11:50の2時間20分)
- 刑法・刑事訴訟法 (13:15〜15:35の2時間20分)
- 一般教養科目 (16:30〜17:30の1時間)
- 法律実務基礎科目(民事・刑事) (9:30〜12:30の3時間)
- 民法・商法・民事訴訟法 (14:00〜17:30の3時間30分)
予備試験論文式試験問題と出題趣旨
- 平成27年司法試験予備試験論文式試験問題と出題趣旨
- 平成26年司法試験予備試験論文式試験問題と出題趣旨
- 平成25年司法試験予備試験論文式試験問題と出題趣旨
- 平成24年司法試験予備試験論文式試験問題と出題趣旨
- 平成23年司法試験予備試験論文式試験問題と出題趣旨
配点
- 法律基本科目・一般教養科目:50点。
- 法律実務基礎科目、民事及び刑事はそれぞれ50点合計100点。
合計500点満点。
受験地・試験会場
論文式試験の試験会場は下記のとおり。
論文式試験合格発表日
10月
口述試験
予備試験の口述試験は、10月下旬に2日かけて行われます。
試験科目
科目は下記のとおり。
- 法律実務基礎科目(民事)
- 法律実務基礎科目(刑事)
口述試験における問題のテーマ
年度 | 民事 | 刑事 |
---|---|---|
H27 | 所有権に基づく不動産明渡請求訴訟における攻撃防御方法、民事執行、係争物の承継、民事保全に関する諸問題 貸金債権を回収するための法的手段、債権者代位権、代物弁済、虚偽表示及び詐害行為取消権に関する諸問題並びに法曹倫理 |
無銭宿泊事案における詐欺罪及び強盗利得罪の諸問題、逮捕・勾留に関する諸問題、公判前整理手続に関する諸問題 集金横領事案をめぐる財産犯上の諸問題、捜索差押え手続に関する諸問題、被告人が所在不明の事件における国選弁護の受任をめぐる弁護士倫理上の諸問題 |
H26 | 管轄、移送、債権譲渡、共同相続人の債権者による相続財産からの債権回収に関する実体法上、手続法上の諸問題及び弁護士倫理 動産引渡請求、執行不奏功の場合の代償請求、占有移転禁止仮処分、口頭弁論期日の欠席、代物弁済、即時取得及び署名押印をめぐる諸問題 |
預金をめぐる財産犯上の諸問題、捜索差押え手続に関する諸問題、弁護士の誠実義務及び真実義務に関する諸問題 作為義務及び因果関係に関する諸問題、実況見分調書の証拠能力に関する基本的知識、訴因及び公訴事実の同一性並びに択一的認定に関する諸問題 |
H25 | 所有権に基づく妨害排除請求権、所有権喪失の抗弁、実印が盗用された場合における原告側・被告側に生じる実体法上及び手続法上の諸問題 請負契約に関する代金請求権、瑕疵修補に代わる損害賠償による相殺及び同時履行の抗弁の行使を巡る実体法上、手続法上の諸問題及び弁護士倫理 |
事後強盗罪・強盗利得罪に関する基本的知識、証拠物の押収手続に関する諸問題、違法収集証拠に関する諸問題 承継的共犯についての基本的知識、共犯事件に関する弁護士倫理上の諸問題、共同審理における相被告人の供述を証拠とする方法に関する諸問題 |
H24 | 未成年者2人から不法行為を受けた者が損害賠償を請求する場合に原告側・被告側に生じる実体法上、手続法上及び弁護士倫理上の諸問題 | 放火罪についての基本的知識、伝聞証拠の採用手続、公判前整理手続における証拠開示 |
H23 | 主債務者と保証人に対して共同訴訟を提起する場合の訴訟手続、要件事実及び民事保全 | 刑事弁護活動一般及び利益相反の場合における対応 |
受験地・試験会場
口述試験の試験会場は、東京都又はその周辺です。
最終合格発表日
11月
司法試験予備試験の試験結果データ・統計の推移
試験概要のまとめ
公告 | 前年11月 |
---|---|
願書交付期間 | 1月 |
願書受付期間 | 1月中旬〜1月下旬 |
試験期日 |
|
試験地 | |
試験内容 |
|
受験資格 | 特になし |
受験手数料 | 17,500円 |
合格発表 |
|
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